思い出は記念写真とともに

平成生まれの私の記念写真に見入る祖母

PAGETITLE
「平成生まれは違うね」と、しみじみと言ったのは、私のアルバムを見ていた祖母の言葉でした。これは以前、私が祖母の家に訪れたときの出来事でした。当時祖母は一人暮らしをしていて、私はたまの機会を見計らっては、祖母の家に訪れるようにしていました。それは、祖父を亡くしてすぐの祖母を、少しでも元気付けてあげたかったからでした。あるとき私は、祖母の知らない私のことも知ってもらおうと思い、私の作っていたアルバムを持って行ったことがあったのです。そのアルバムの中には、私の今までの記念写真がたくさん収められていました。中学の入学式から始まり、入部していたバレーボール部の活動の様子や、高校生になって初めてしてみたメイク姿の私の顔、当時大好きだった彼氏とのツーショットや、大学の卒論発表会で舞台に立っている私の写真もありました。そんな私の記念写真を見ていた祖母は、昭和と平成の違いを感じていたのです。それは、写真の色合いや画質の違い、ピントの合い方など、昭和の写真に比べると、その違いは大きなものでした。
そうして祖母は「平成生まれは違うね」と、つぶやいたのです。これを聞いた私は、時代の流れを感じた祖母が、祖父のことを思い出してしまったのではないかと、少し気を使ってしまったのですが、祖母は「たくさんの記念写真を見せてくれてありがとう」と、言ってくれたのでした。これからも祖母には、元気でいてほしいなと思っています。

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